「香水サブスクは違法なの？」
「量り売りの販売形態は違法だと聞いたから心配…」
香水サブスクは通常販売される香水よりも少ない量を安い価格で利用できるとても便利なサービスです。
しかしその販売形態や有する資格によっては違法販売となることがあり、自分が使ってみたい香水サブスクはどうなのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は香水サブスクが違法なのかについて薬機法の観点から徹底解説しました。またそれに関連する法律やサービスの注意点も紹介しています。
安心安全に香水サブスクを利用するためにも知っておいて損の無い内容になっています。
ぜひ最後までご覧ください。
- 香水サブスクが違法なのか知りたい
- カラリアは違法の香水サブスクなの？
- 薬機法とは一体何？
- 正しい香水サブスクは一体どれ？
香水サブスクは違法？
香水サブスクはその販売形態から「違法ではないのか」という疑問が湧きやすいです。
結論を簡単に述べておくと、化粧品製造販売業許可があるサービスは違法ではありません。
ただし香水サブスクにもサービスによって様々な販売形態があるので、一概に結論を言えないのが事実です。
そこで「利用しようとしている香水サブスクが違法なのかどうか」を判断する方法について解説していきましょう。
香水サブスクが違法かどうかの見分け方
利用しようとしている香水サブスクが違法なのかどうかは気になるポイントですよね。
そこで香水サブスクが違法なのかを見分ける方法を紹介していきます。
サービスの利用形態は「小分け販売」か「分割販売」か
- 前もって別容器に移して販売すること
- 化粧品製造販売業許可が必要
- 顧客の要望に応じて必要な量だけ補充し販売すること
- 化粧品製造販売業許可は不要
香水サブスクが違法でないか見分ける第一のポイントは「サービスの利用形態が『小分け販売』か『分割販売』か」を確認することです。
ここで重要なのは「化粧品製造販売業許可」というキーワード。
（この『小分け販売』と『分割販売』の違いについては後ほど詳しく解説します。）
公式サイトから「化粧品製造販売業許可」を取得したサービスか確認する
多くの香水サブスクでは「小分け販売」が主流です。
そのため化粧品製造販売業許可が必要となり、その証明を公式サイトで行なっているサービスが多いです。
利用するつもりの香水サブスクが違法でないか確かめる場合は、公式サイトから「化粧品製造販売業許可」を取得しているか確認しましょう。
香水サブスクが違法でないか見分ける方法まとめ
- 「小分け販売」か「分割販売」かを確認
- 小分け販売の場合、公式サイトから「化粧品製造販売業許可」を取得したサービスか確認
以上のステップで利用するサービスが薬機法に違反していないかある程度は判断できます。
香水サブスクや香水の量り売りでよく違法と認められるのは、この販売形態に沿った許可を取得していないことが原因です。
その中でも化粧品製造販売業許可を取得しているサービスは信頼できるサービスと言えるでしょう。
化粧品製造販売業許可を取得しているか公式サイトから確認！
薬機法とは一体何なのか
「薬機法」とは旧名称を「薬事法」と言い、正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」です。
簡単にまとめると「医薬品（化粧品や医療機器など）に安全が保証され、私たちに危害を加えないようにするための法律」と言えます。
でたらめな薬を自由に製造できたり販売できたりすると、予期しない副作用や効果によって私たちにも危害が加えられる可能性がありますよね。
薬に関する消費者の安全を守るために必要な法律だと理解しておきましょう。
薬機法と香水のつながり
薬機法と香水のつながりがどこにあるのか不思議に感じる方もいるかもしれません。
実は薬機法では香水を化粧品として扱っています。
この法律で「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌ぼうを変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。ただし、これらの使用目的のほかに、第一項第二号又は第三号に規定する用途に使用されることも併せて目的とされている物及び医薬部外品を除く。
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
この文章の通り香水は魅力を増すために体に散布するものなので、化粧品にあたると言えます。
そんな薬機法とのつながりがある香水ですが、製造方法や販売方法によっては違法となることも。
そこで重要なポイントが「化粧品製造販売業許可」です。
化粧品製造販売業許可とは
香水が薬機法の中で化粧品扱いになることは先ほど説明しました。
そこで問題となるのが「化粧品製造販売業許可」です。
名前の通り化粧品を「製造」し「販売」することを認めていることです。他社の香水を店で販売するのはただの販売にあたり、特別に必要な許可はありません（その他の手続きは必要）。しかし化粧品となると「製造」の部分で許可が必要になります。
なぜ製造の部分で許可が必要になるのかといえば、それは消費者の安全を守るために他なりません。
製造する際に適当に作られた化粧品を使えば、どんな症状が出るかわからないですし恐ろしいですよね。
きちんと認められた許可があることで安心してその製品を使えるようになります。
消費者が安心してその製品を使えるための法律
販売する過程で製造にあたることがある
香水の製造というと機械や専門の道具を使って行うイメージですが、必ずしもそれだけが製造にあたるわけではありません。
香水を瓶で買ってそれを容器に移し替えるだけでも製造にあたります。
それを自分で使用するなら問題ありませんが、それを販売してしまうと「化粧品製造販売業許可」の法律に引っ掛かってしまい、違法となります。
「なんで移し替えるだけで製造になるの？」と疑問が生まれても不思議はありません。しかしこれにはきちんと理由があります。香水を容器に移し替える際、その容器が菌で汚染されていたらどうでしょう。そのようなものを販売すれば大問題になること間違いありません。個人で販売する際でも法律違反なのでやめましょう。
中でも香水販売において、量り売りをする際に注目ポイントとなるのが「小分け販売」と「分割販売」です。
小分け販売と分割販売の違い
化粧品製造販売業許可の観点から香水の販売方法は「小分け販売」と「分割販売」に大きく分けられます。
そこでこの2種類の販売方法について詳しく解説していきます。
小分け販売
- 前もって別容器に移して販売すること
- 化粧品製造販売業許可が必要
小分け販売はあらかじめ販売してある香水を前もって他の容器に小分けしておくことを言います。
容器に移し替えて保存が必要なので、保存環境や設備が整っている必要があります。
化粧品製造販売業許可が必要なので一般人ではほぼ不可能でしょう。
もちろん友人や家族に対して販売するのも同様に違法です。
フリマやオークションでよくある違法販売
小分け販売が化粧品製造販売業許可が必要な方法だと知らずに、違法販売してしまうことがあります。
しかし薬機法違反なのでどんなに安くても購入するのはやめましょう。
何より製品の安全性が保証されていませんし、違法行為への加担になります。
合法での香水の量り売りは次の分割販売の方が多いです。
分割販売
- 顧客の要望に応じて必要な量だけ補充し販売すること
- 化粧品製造販売業許可は不要
分割販売は顧客の要望に応じて必要な量を補充し販売することを言います。
消費者が求める量をその都度販売するので、小売り販売とは全く異なります。
このような分割販売は製造行為にあたらず、化粧品製造販売業許可は必要ありません。
ただし守らなければならないルールは存在します。
- あらかじめ商品説明に記載する
- 分割販売者の名前や住所
- 製造番号
- 販売日 など
顧客に対して必要な情報を掲示しなければならず、衛生的にも清潔な環境で分割しなければなりません。
ビジネスとして行うならまだしも、一般の方が何の知識もなく香水を抜き取って販売するのは控えましょう。
薬機法に違反してしまう可能性が十分考えられます。
販売する際は専門的な知識をきちんと勉強してから行いましょう
薬機法から見た香水サブスクの注意点とデメリット
薬機法を踏まえると香水サブスクにも注意点やデメリットがあることがわかります。
- 薬機法に違反していないのか
- 許可があるからと言って過信しすぎない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
薬機法に違反していないのか
そもそも論として「利用したい香水サブスクが薬機法に違反していないか」は調べておく必要があります。
販売形態が小分け販売である場合は特に公式サイトや利用規約を確認しておきましょう。
ちなみに下記のサービスはきちんと化粧品製造販売業許可を取得しています。
全ての公式サイトで化粧品製造販売業許可の記載がありました。
下記ページでは香水サブスクについてより詳しくまとめています。気になった方はぜひご覧ください。
許可があるからと言って過信しすぎない
化粧品製造販売業許可は国が認める資格であり、法律の面から見ると違反している点はありません。
しかしだからと言って他のポイントまで安心安全だと過信しすぎないようにしましょう。
(他のポイントは以下のような例です。）
- 衛生的に正しく保管されており劣化していない保証にはならない
- 本物偽物の判断がつく保証にはならない
ただし多くのサービスで品質管理や正規品の説明がきちんとされています。
具体的にCOLORIA(カラリア)での記載を見てみましょう。
Q.取り扱い商品は本物ですか？
COLORIA(カラリア)
A.商品は全て正規の香水商社から仕入れております。安心してご利用ください。
1.ユーザーが取得した商品の品質・商品的価値・安全性その他商品に関する問題については、法令の定める限度において当社が責任を負うものとします。
COLORIA(カラリア)
2.本サービスにより提供する商品（香水に限ります。）の品質及び安全性は、当社独自の基準を満たしたものであり、その品質及び安全性については、法令及び当該商品に記載した表示の範囲内で当社が責任を負うものとします。当社は、当該商品がユーザーの目的に適合すること、期待する機能・品質・商品的価値・正確性・有用性・完全性・安全性を有することを含め、本規約及び法令の定めがある場合を除き、一切保証するものではなく、ユーザーはこれを認識して購入するものとします。
下記ページではCOLORIA(カラリア)の口コミ評判や詳しいサービス内容について解説しています。気になった方はぜひご覧ください。
他の香水サブスクに関しても同様に公式サイトに記載されている場合が多いです。
利用しようと思っているサービスで気になる点があれば公式サイトを確認してみてください。
「見つけられない！」という方はお問い合わせから確認してみるのがおすすめ！
香水サブスクの公式サイトを要チェック
「香水サブスクが違法なのか」「安全性はどうなのか」「正規品なのか」といった内容を確認したい方は以下の項目を公式サイトでチェックしましょう。
- 化粧品製造販売業許可の資格を有しているか
- 品質管理に関する記載はあるか
- 正規品を取り扱っている記載はあるか
特に法律に関わる第一項目は確認しておきましょう。
以下のサービスではきちんと資格の記載がありました。
香水サブスクを安心して利用するためにも気になる点は積極的に確認してみてください。
気になるポイントは公式サイトで要チェック！
香水サブスクは違法なのかまとめ
この記事では「香水サブスクは違法なのか」またそれを判断する方法について薬機法の観点から解説しました。
結論を再掲示しておくと化粧品製造販売業許可があるサービスは違法ではありません。
具体的には下記のサービスがあります。
安心して利用するためにも一度公式サイトから確認してみてください。
薬機法に違反していない香水サブスクを使って、ぜひ快適な香水ライフを楽しんでみてください。
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